資産推移についての考察と資産拡大への基本行動

後から自分の資産推移を考察してみると、一番大きかったのは、低金利の住宅ローン借入による不動産購入から不動産賃貸という副業を得たことでした。

結果的に擬似的な不動産投資が出来ていたことになり、会社員の信用を土台に低金利で長く借りれる資金をもとに投資に回した余剰資金のおかげで、その後の資産拡大の大きな一助となったのです。

私は一般的な会社員の場合、特に若い方はFIREを目指すには自宅購入は慎重にすべきと思います。

2軒も購入してしまった私が言うのも変ですが、会社員という立場を用いて資産をいち早く拡大させるには、自宅購入より先にまずは借入をして不動産投資を始めてキャッシュフローが生まれるもう一つの収入の柱を作る方が良いと思います。

どうしても先に自宅購入する場合は自身が住むだけの資産であるため、見方によれば動かせない負債の一面もあるので、将来的に売却することを見込んで駅近物件や都心エリア・地方大都市エリア物件や希少物件であれば市場価値の落ちない物件としての資産性を担保できるはずです。

当然ですが、投資物件であれば住宅ローンは使用不可で、事業用の不動産投資ローンでの借り入れとなりますが、30代や40代前半の方であれば会社員としての信用も蓄積されていて、なおかつ時間的な猶予があるので活用可能かと思います。

会社員としての信用を土台に不動産投資ローンを借り入れ可能な方であれば、その際物件の選択が成功するかどうかの全てですから、決して新築ワンルーム物件とかは選ばずに勉強した上で、価格下落しない物件や需要の途絶えないエリア物件の良質な物件を上手く見つけることが必須条件ですが。

比較的高リスクな不動産投資から入るのが恐いという方は、やはり王道の米国や全世界インデックス投資で手堅く資産を膨らませるしかないと思います。

15年以上の猶予がある方々は複利の力が作用する時間を味方に出来るのでお薦めです。

インデックス投資をするにしても、まずは家計の洗い直しを行い、無駄な固定費を地道に削りながら投資資金を最大化させてほしいです。

投資資金をどのように確保するか

FIREを達成するには、一般的に年間生活費の25倍の資産が最低限度必要と考えられており、10年あるいは20年後にその目標資産を達成させるためにはいくら投資に回す必要かを試算し、それに邁進することが大事です。

投資資金の最大化にはまずは膨れ上がった家計をスリムにすることが先決です。

そのために家計簿により家計を可視化することが大事で、特に家計簿アプリとクレジットカードや電子決済などを活用することで家計簿作成の手間を少なく、しかも正確なお金の出入りを把握出来るようになります。 そこであぶり出された不要なサブスクや過剰な光熱費・食費、遊興費に向き合い、それらを削り、投資へと転化させていくのです。

FIREを目指す投資資金であれば給与の25%は投資・貯蓄へと回していく必要があるはずです。

私は10年という短期間での資産構築が必要だったため、給与の35%を投資に回しました、特に不動産賃貸というレバレッジの効く資産運用を優先的に投資を行いましたが、インデックス投資で手堅く資産を拡大させていくことは会社員として働きながら行う資産運用としてはメンタル的には最も安定していると思います。

数年の間で資産の急増や激減は何度か経験すると思いますが、10年~15年間においては殆ど損失には合わず、リターンも年利4%-6%程度に集約されていくはずです。